今日は手持ちの仕事が早めに終わって納品済みで、次の仕事の依頼まで1~2日空きそうだったので、図書館で借りた「絵本翻訳教室へようこそ」を読んでみた
実務翻訳の経験は 20 年近くあるけれど、絵本翻訳に関しては素人
やっぱり多少なりとも勉強した方が…という気持ちで本を読んでみた
読みやすくて分かりやすかった
結論から言うと、実務翻訳とそこまで大きな違いがあるわけではなさそうという印象で、大事なポイントは重複するところが多かった
もちろん、絵本翻訳固有のポイントを学ぶことができて有意義な時間だったけれど、なんとなくやっていたことが間違っていなかったという確証を得られたのは大きい
書籍から得た情報と「いたばし国際絵本翻訳大賞」の過去課題図書の英語版と日本語版を比較して得た情報をベースに、「第26回 いたばし国際絵本翻訳大賞」の自分の訳文を再チェック
大幅な修正を入れる必要はなかったけれど、少し訳文がブラッシュアップされた感じ
なんだか自己満足の世界に入りつつある気がするので、もうしばらくしたら、早めに提出するのが良いかもしれない
■ 備忘録
・絵本翻訳は取り組むのが楽しい
・ピッタリの言葉と語尾を見つけるのがポイント
・動詞よりも名詞を中心に表現した方がこなれた感じがする
・肯定文より否定文の方がしっくりくることもある
・オノマトペ(擬音語と擬態語)を効果的に使おう
・日本語は英語に比べてオノマトペが豊富だが、動詞の数が少ない
・said は必要な場合のみ訳出すれば良い
・ひらがな表記の場合は分かち書きを使う(文節ごとにスペースを入れる)
・スペースを入れる場所に悩んだら「ね」を入れてみる
・ひらがな表記の場合は、漢語を避けて、大和言葉を使う(同音異義語を避けるため)
・文章量が多いときは、1~2 年生で習う漢字を使ってルビを振る